灯台もと暗し!松本を歩く そのB


 さて、松本に来たら是非訪れて頂きたい場所があります。
 市街地から外れますが、松本ICの側にある「日本司法博物館」です。

 「日本司法博物館」は松本城の二ノ丸にあった松本区裁判所を移築した物で、明治41年から昭和53年までの70年間あまり使用されました。旧憲法下によって造られた裁判所が完全な形で残っているのは此処だけだそうです。
 まず、江戸時代の捕り物道具が展示されています。

 「火付盗賊改 長谷川平蔵である!!」で有名な火付盗賊改方が使っていた十手です。大変貴重なものだそうです。
 その他、色々な十手や提灯などがあります。


当時の裁判の様子です

この他にも、松本で起き、全国でも規模の大きかった百姓一揆の貞享騒動(加助騒動)の資料や、シベリア抑留関連の資料、東京裁判の資料などが展示されています。
 その他に、松本少年刑務所の独居房が移築されています。

 平成2年まで使われていた、刑務所の独居房です。1部屋3帖ほどの狭い部屋です。

「あヽ野麦峠」の作者、山本茂実の記念館と野麦峠に建っていた工女宿「宝来屋」も敷地内に移築されています。明治期、日本の近代化のため外貨獲得のため生糸をつむいだ工女たちを偲ぶことができます。
 「日本司法博物館」は司法、刑務所、シベリア、東京裁判、野麦峠といずれも重いテーマばっかりですがいろいろ考えさせられる博物館です。松代屋的にはお薦めなスポットなんですが、テーマがテーマだけに真面目な気持ちで訪れてください。
 ざーと松本を見て回りましたが、この町は一言で言えばレトロとモダンが隣合わせの町。そしてマニアック。ワタシはこういう町が大好きです!!
 ただ一言苦情を言わせて頂くと、道が狭いので車で移動するのには大変不便な町であることを、声を大にして付け加えておきます。


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